ありがとうTK、今こそ聴いてほしい小室哲哉の楽曲ベスト10

初めて買ったCDは、trfの「masquerade」

中学の頃、親にミニコンポを買ってもらいました。「何でもいいから、とにかくCDを買って聴きたい!」と、近所(といっても家から5km以上)のCDショップでTRFの「masquerade」を買いました。当時の表記はTRFではなくtrfでしたね。

今はCDで音楽を聴くこともなくなってしまいましたが、当時は8cmのシングルCDが1000円前後で販売されていて、お小遣いでも買えたのです。「masquerade」の歌詞は大人向けですが、当時は「猛る、交わる!」と、意味も分からず聞いていました。

初めて行ったライブはglobeのドームツアー

友人と初めて行ったライブは、globeのドームツアーでした。ライブがどのようなものか分からず、緊張しながらナゴヤドームに向かったことを覚えています。お金がかかっていたのでしょう、かなり派手なステージでした。「Anytime smokin’ cigarette」を歌う時、KEIKOがタバコを吸うシーンが印象的でした。

globeに関しては、売れなくなった時代の楽曲の素晴らしさとか、小室さんとKEIKOさんのこととか、いろいろ書きたいことがあるのですが、長くなりすぎるので別の機会にします。

小室ファミリー全盛期だった10代

ぼくが10代の頃、つまり1990年代は小室ブームと呼ばれる時代で、小室ファミリー全盛期でした。小室ファミリーの定義はよく分かりませんが、小室さんがプロデュースした人たちで間違いないでしょう。

代表的なのはやっぱりTRF。Tは「TK」のTですからね。近年はバラエティー番組でDJ KOOが有名ですが、彼はTRFのリーダーで、クールなイメージだったので、trf世代としては、まさかテレビで「EZ DO DANCE!」を連呼するようになるとは、夢にも思いませんでした(笑) 今は自粛しているようですが。

当時はCD業界のバブル期で、ミリオンセラーが頻発していました。小室ファミリーの楽曲は、出せば必ずベスト10に入るほどで、ミリオンセラーも多数。年間ランキングの上位には小室さんの楽曲がいくつも入っていました。

個性豊かな小室ファミリー

小室ファミリーはかなりの数に上ります。以下、代表的なアーティストおよびグループを列記します。

  • globe(KEIKOさんの復帰を願います)
  • TM NETWORK(シティーハンターと木根尚登さんでお馴染み)
  • TRF(DJ KOOでお馴染み)
  • 華原朋美(いろいろありました)
  • 安室奈美恵(2018年で引退お疲れ様でした)
  • hitomi(妊婦写真が印象的)
  • tohko(透明感のある声を覚えています)
  • 鈴木あみ(今はDJとして人気のようです)
  • dos(カバちゃんが所属していたグループ)
  • H Jungle with T(TKとダウンタウン浜ちゃんのユニット)
  • 篠原涼子(今や大女優です)

こうして見ると、すごいメンツですね。globeはKEIKOさんの病気により、小室さんとマークパンサーの2人体制で存続していましたが、今後はどうなるのでしょう。

TM NETWORKは、木根尚登さんが実はギターを演奏していなかったことが話題になりましたね。まさか「しくじり先生」に出演するとは。TM NETWORKは、活動休止したかと思いきや、いつの間にか復帰したり。復帰したはずなのに全然音沙汰がなかったり、そうかと思えばいきなりアルバムを出したりと、小室さんの気分次第(?)で活動しているイメージがありますね。

TRFは前述のように、DJ KOOさんのイメージが強くなりましたね。安室奈美恵さんの元夫・SAMさんも有名です。SAM、CHIHARU、ETSUのダンスは、とくにダンスに興味がなくても、楽しい気分になります。

華原朋美さんも、当時の人気はものすごかった。小室さんと朋ちゃんが恋人だった頃に制作された「LOVE BREATH」は、愛に溢れたアルバムで、小室さんのアルバムの中でもとくに好きな一枚。歌詞もラブラブで、二人はこのまま結婚するのかと思っていました。「I’m proud」は小室さん自身も絶賛する名曲です。

安室奈美恵さんは、今年で引退。小室ファミリーの中で、もっともストイックで、もっともアーティストとして認められた存在ですね。「CAN YOU CELEBRATE?」はウエディングソングの定番ですね。

hitomiさんは、「BY MY SELF」がとにかく好きでした。ハスキーボイスと曲調と歌詞がぴったりなんです。昔、深夜ラジオ「hitomiの G1 Grouper」を聴いていたことを思い出しました。

H Jungle with Tは、小室哲哉とダウンタウン浜田雅功によるユニット。「WOW WOW TONIGHT」が有名ですが、「GOING GOING HOME」は当時から好きで、初めて歌ったカラオケの曲はこれだったかも。

このように、小室ファミリーの一組一組にコメントができるくらい、当時の人気は非常に高かったのです。

 

TK楽曲ベスト10(1988年〜2016年の作品から選曲)

さて、本題のTK楽曲ベスト10に参ります。ベスト10といっても、順位は決められません。小室さんが生み出した膨大な楽曲の中から、とくに好きな曲を10曲選んでみました。いやはや、選ぶのにかなり時間がかかりました。発売が古いものから順番に並べています。

ほとんどの楽曲は、Apple Musicなどの音楽配信サービスで聴けると思いますので、ぜひ聴いてみてください。

Get Wild TM NETWORK(1987)

TKといえば、そしてTM NETWORKといえばこの曲! アニメ「シティーハンター」のエンディング曲でお馴染みですね。子供心に、映像と音楽がマッチしていて良い曲だなと感じていました。数え切れないくらい多くのアーティストにカバーされており、それくらい音楽業界からも支持されているTKの代表曲のひとつです。2017年にはGet Wild 30周年を記念した「Get Wild GET WILD SONG MAFIA」が発売されたのは記憶に新しいですね。「Get Wild」だけが30曲以上収録された、かなり攻めたアルバムです。

WORLD GROOVE 3rd.chapter(main message) trf(1994)

trfファンが選ぶ名曲に必ず挙げられる一曲でしょう。同級生からも「WORLD GROOVEが良いよ。アルバムにしか入っとらんけど」と言われて、CDを借りて聴いた記憶があります。

恋しさと せつなさと 心強さと 篠原涼子 with t.komuro(1994)

この曲もテレビやラジオで聴きすぎて、良さが分からなくなっていますが、外せない一曲ですね。後に大女優となる篠原涼子さんですが、当時はバラドルとして活躍していましたね。アイドル、歌手、女優……ものすごい才能ですね。

I’m proud 華原朋美(1996)

これは外せないですね。ビルの屋上で小室さんと朋ちゃんが歌うPV(今はMVと呼ぶそうですが)が脳裏に焼きついています。2013年のセルフカバーアルバムでこの曲のオーケストラバージョンが収録されていますが、こちらも必聴です。

By Myself hitomi(1996)

hitomiが一番輝いていた瞬間を言葉と音楽にしたら、こうなりました的な名曲。小室さんのピアノで始まる曲にハズレなし!

CAN YOU CELEBRATE? 安室奈美恵(1997)

ウェディングソングの定番曲。正直、男なので当時も今もこの曲を聴くことはほとんどないのですが、あらためて聴くとやっぱり名曲ですね。

 

BAD LUCK ON LOVE 〜BLUES ON LIFE〜 tohko(1998)

ザ・隠れた名曲。tohkoの歌声は透明感があって、歌手に向いています。サビが来るまでかなり焦らされる、癖のある楽曲構成。例えるなら寿司屋でお任せを握ってもらったら、かっぱ巻き、玉子、納豆巻きと出されて、我慢の限界直前で極上の中トロが出て来たような、それくらい印象的なサビです。

OVER THE RAINBOW globe(2002)

globeは名曲が多すぎて選べないので、あえてマイナーな曲を選んでみました。めちゃめちゃ良い曲です。KEIKOの歌声の魅力に気付かされます。ぜひ聴いてください。

#RUN 小室哲哉feat.神田沙也加(TRUSTRICK) & tofubeats(2015)

神田沙也加、tofubeatsとのコラボ曲。明らかに全盛期の頃の曲調を意識しており、小室世代にはたまらない一曲。神田沙也加の歌唱力はさすがで、KEIKOの歌い方をリスペクトしているのが伝わります。

Have Dreams! Tetsuya Komuro × Tsunku♂ feat. May J.(2016)

つんく作詞、小室哲哉作曲で、美しい歌詞とメロディをMay Jが伸びやかに歌い上げます。イントロのピアノの旋律が名曲を予感させます。小室世代はたぶん知らないと思うので、こちらもぜひ聴いてみてください。

小室さん、ありがとう!

たくさんの名曲を数多く残してくれた小室さん。引退を表明されましたが、おそらく周囲が放っておかないでしょう。今は介護疲れで精神的に参っているようですので、まずは小室さん自身が元気になってほしいものです。

当面はKEIKOさんの看病がメインになると思いますが、自身の精神が崩れない程度に続けてほしいです。介護疲れは社会問題になっていますが、なかなかその辛さが周囲に伝わりにくいものですね。知人の話では、肉親でも殺意を覚えるくらい大変だと聞きます。

とはいえ、ファンとしては、いつの日か小室さんの新曲が聴けることを、KEIKOさんの歌声がまた聴ける日が来ることを、そしてglobeの活動再開を願っています。誰よりもglobeを愛しているマーク・パンサーがいるから大丈夫! 彼がきっと、globeの名を残し続けてくれることでしょう。そう、SMAPにおける木村拓哉さんのように。

それでは長くなりましたので、この辺で筆を置くことにしましょう。最後に「小室さん、ありがとう!」