「コーヒーは体に良い」50万人以上の大規模調査で明らかに

コーヒーはおいしいですよね。ぼくは毎日朝起きたらコーヒーを淹れるのが日課になっています。東京に住んでいた頃、たまたま近所に珈琲豆の焙煎屋さんがあって、珈琲豆をミルで挽いて飲むようにしたら、それまで飲んでいたコーヒーとは比べものにならないくらいおいしくて感動しました。

そんなおいしいコーヒーですが、昔から「コーヒーは体に良い!」「コーヒーは体に悪い!」といった意見が多数広まっており、もはや都市伝説のようになっています。果たしてどちらが正解なのでしょうか?

2017年の記事ですが、こんなニュースがありました。

コーヒーを飲むほど長生きの傾向!健康成分クロロゲン酸など…毎日3杯のコーヒーで6つの健康効果!(サイエンスジャーナル)

欧州の調査は英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームが10カ国で52万人以上を対象に実施した。コーヒーと寿命の関係を調べた研究としては過去最大規模。調査の結果、コーヒーを飲む量が多いほど、死亡リスクが低下することが分かったとしている。

記事の冒頭を読んで驚きました。10カ国で52万人以上を調査されたそうです。とんでもない規模ですね。これは信憑性がありそうです。

米国での調査は、先住民やアフリカ系、ハワイ系、日系、ラテン系、および白人を対象に実施。1日に2~4杯のコーヒーを飲む人は、コーヒーを飲まない人に比べて死亡リスクが18%低いという結果が出た。

こちらは人数が書かれていませんが、アメリカらしく様々な人種を対象に調査されたようです。人種にかかわらず、人類にはコーヒーが欠かせないのかもしれません。とはいえ飲み過ぎは良くないですから、文中にあるように、1日2杯~4杯が適量ということでしょうか。

一方、欧州の調査では、肝臓病や男性の自殺、女性のがん、消化器疾患、循環器疾患について、コーヒーとの逆相関関係があることが判明。1日3杯以上のコーヒーを飲む人は、全ての死因について、コーヒーを飲まない人よりもリスクが低いことも分かったとしている。

全ての死因のついてリスクが低いなんて、万能すぎますね。また別の調査結果も公表されています。

アメリカ・ハーバード公衆衛生大学院のFrank Hu教授らが行った大規模な調査でコーヒーの健康効果が明らかになった。この調査研究は、20万人以上の医療関係者が対象で30年以上の期間調査の間におよそ32000人が死亡、非常に大規模かつ長期間に渡って医療関係者を対象に行われ、信頼に値する結果と言える。

こちらも20万人以上を30年以上追って調査していますから、信頼できるデータのようです。

この調査の結果、「最初の調査時に1日あたり1〜5杯のコーヒーを飲んでいた人は、高血圧などの健康障害を考慮しても、調査期間中に死亡する危険性が低かった。特に、心疾患、脳卒中、神経疾患、自殺による死亡率が低かった。

やはり万能です。

さらに喫煙者をのぞいた場合はより好ましい結果になった。「1日あたり3〜5杯のコーヒーを飲む人は、飲まない人に比べて期間中に死亡するリスクが15%低く、コーヒー摂取量が最も多い人(5杯以上)でも12%低くなっていた。レギュラーコーヒーだけでなく、カフェイン抜きのコーヒーであっても、長寿に関連することもわかった。」

最近は妊婦さんが飲めるように、デカフェ(ノンカフェイン)がじわじわと人気を集めていますが、カフェインがなくてもコーヒーの健康効果はあるようですね。

記事では、6つの健康効果をまとめています。

朝1杯のコーヒーがもたらす6つの健康効果
1.心臓血管の病気や心疾患のリスクを軽減する可能性がある。
2.脳卒中になる確率を軽減する可能性がある。
3.肝疾患、最終的には肝臓がんのリスクを軽減する可能性がある。
4.パーキンソン病のような神経が収縮する疾患のリスクを軽減する可能性がある。
5.2型糖尿病になるリスクを軽減する可能性がある。
6.あらゆる原因による死亡率を下げる可能性がある。

いずれも「可能性」としていますが、かなり信憑性がありそうです。

続いてコーヒーが体に良い理由を説明されています。

コーヒーの成分と言えば「カフェイン」がよく知られていますが、実は「ポリフェノール」も含まれる。そしてポリフェノールの一種「クロロゲン酸」はカフェインよりもコーヒーの成分量で上回っている。コーヒーに含まれる成分量 カフェイン:1~3% クロロゲン酸:5~10% この「クロロゲン酸」はコーヒー特有の苦味や香りを作ると同時に、体に対してとても優秀な働きをしてくれる。

ポリフェノールが豊富とは意外でした。クロロゲン酸がキーワードのようですね。

ポリフェノールの最も代表的な効果は「抗酸化作用」。体のサビ(活性酸素による酸化)を防いでくれ、健康にとって確実に良い影響を与えてくれる成分がコーヒーには入っている。

脂っこいものを食べた後は、コーヒーを飲みたくなりますが、体がコーヒーを欲しているのかもしれませんね。

続いて飲み過ぎの危険性について指摘されています。

カフェインの主な作用としては、覚醒作用、利尿作用、がまず挙げられる。そのため夜寝る前に飲むと、目が冴えて眠れなくなったり夜中トイレで起きるなど、「不眠や睡眠不足」の原因になる。またコーヒーをたくさん飲み過ぎると、胃液が分泌され過ぎて“胃が痛い、胃が気持ち悪い”などの症状を起こすこともある。

健康食品全般に言えることですが、どんなものでも食べ過ぎ・飲み過ぎや良くないです。薬は毒であり、毒は薬なのです。

コーヒーは「ブラック」でなければ逆効果
最初にご紹介したコーヒーに関する調査は「ブラックコーヒー」のお話。ミルクや砂糖、生クリームなどが入ったものはNG。マックのモカコーヒーやスタバの甘いフラペチーノなどは、コーヒーベースであっても調査で認められた健康効果は期待できない。むしろ、さきのAaron E. Carroll氏は「健康に害がある恐れがある」とさえ言っている。

これは当然ですね。おいしいコーヒーを知ってからは、缶コーヒーの不自然な甘さが受け付けなくなりました。喫茶店やカフェでは、ほぼブラックコーヒーを注文します。

“コーヒー好き”と言いつつ、甘いものばかり飲んでいる人は要注意。「コーヒーが体に悪い」という意見の中には少なからず、カフェインの過剰摂取
ミルクや砂糖の入れ過ぎなどによる弊害をクローズアップしている節もある。

その通りですね。そしていよいよ、コーヒーの適量が明らかに!

コーヒーは1日3杯~5杯がおすすめ
もちろん健康によい飲み物でも摂り過ぎは健康にNG。コーヒーが体に良いからと毎日10杯以上飲むことはおすすめできない。1日3杯~5杯の適量を飲むのであれば今のところ「コーヒーは健康によい」と言える。コーヒー好きの方は安心して“コーヒー・ヘルシーライフ”を送ってみてはいかがだろうか?

ということで、1日3杯~5杯くらいが適量のようです。しかし、これはどちらかというとコーヒーの濃さの問題だと思います。深煎りか浅煎りかで成分の量も変わるでしょう。珈琲豆の種類や鮮度によっても、成分が変わるでしょう。

大切なのは、自分にとっての適量を把握しておくこと。そして、自分と相性が良い珈琲豆、焙煎度合い、挽き具合を知っておくこと。そうすることで、毎日のコーヒーライフがより楽しくなることでしょう。ちなみにぼくは、自宅で作業をする時は、コーヒーをがぶがぶ飲んでしまいますが、その代わりかなり薄めに淹れるようにしています。何かの参考になれば幸いです。