沖縄旅行と久高島

久高島の浜辺

2014年4月、退職のご褒美として、8泊9日の沖縄旅行へ。心も体もすっかりリフレッシュできた。とくに神の島と呼ばれる久高島の海は、一生忘れないだろう。やなせたかしさんの詩集に、こういう内容のものがあった。

一日中
海を見ていた
ただそれだけなのに
その日のことを
ずっと覚えている

やなせたかし

久高島から眺めた海は、まさにこの詩のようである。人工的なものが一切なく、誰もいない浜辺に、ただただ座ってぼんやり海を眺めていた。時折、貝殻が動き出す。なんだろうと目をこらすと、ヤドカリだ。てくてく歩くヤドカリを目で追う。波が来て、慌てて殻にこもるヤドカリ。しばらくするとまたひょっこり出てきては、どこかに向かって歩き始める。

そんなことをしていたら、あっという間に時間が経ち、十数年ぶりに日焼けをした。これを書いている今、首の皮が剥けてきている。貴重な体験をしたものだと実感している。

しかし、開放的な気分は旅行から帰った途端になくなってしまった。地元はもともと埃っぽいのに加え、黄砂やらPM2.5やらの影響もあり、窓を開けるのもままならない環境。ときどき「南の島に住みたい!」なんて話を聞くが、ただの現実逃避だと思っていたが、南の島は空気が良く、住みやすい。ここ数年、鼻血がしょっちゅう出ていたり、鼻の奥が膿んだりしていたのだが、沖縄にいる間は呼吸が楽で、空気が変わるとこんなにも影響があるものかと思った。

ともあれ、9日間も南の島にいたことで、会社員である自分から抜け出すことができた。ここから独立の準備を始めるわけだが、当面の収入は Webの個別指導や、以前の会社からの依頼、会社で付き合いのある人たちとのやりとりなんかで、何とかなりそうである。

食べていけるだけの収入は確保しながらも、これまでより自由な時間が圧倒的に多くなるので、この時間をいかに有効に使えるかが重要である。油断するとゲームやらネットやらで一日を終えてしまうなまけ者なので、本来やるべきことを意識しつつ、創作活動と運動を忘れず、人との繋がりを大切にしていきたい。そして、頭の中に常識という壁を作ってしまわぬよう、自由な発想で物語や音楽、アイデア、ウェブサイト、商品開発にまでつなげていければ最高である。