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肺炎球菌、すり傷に関する知識が身につく『はたらく細胞』用語辞典(1話&2話)

赤血球

目次

面白くてためになるアニメ『はたらく細胞』

2018年7月〜9月まで『はたらく細胞』という漫画が原作のアニメが放送されました。細胞が擬人化されており、医学の知識がない人、学生、子供にも分かりやすい表現で関心しました。

各回けっこうなボリュームで、有用な情報がたくさんありましたので、用語辞典としてまとめることにしました。一度に全話を紹介するととんでもなく長い記事になるため、2話ずつにまとめて医療用語や豆知識を紹介します。ぜひ活用してみてください。

第1話「肺炎球菌」に登場する用語辞典

赤血球(せっけっきゅう)

ヘモグロビンを多く含むため赤い。血液循環によって酸素と二酸化炭素を運搬する。

白血球(はっけきゅう):好中球(こうちゅうきゅう)

外部から体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物の排除が主な仕事。好中球は血液中の白血球の半数以上を占める。

莢膜(きょうまく)

一部の細菌が持つ細胞壁の外側にある層。白血球などの攻撃から、細菌本体を守る。

肺炎球菌 菌血症(はいえんきゅうきん きんけつしょう)

肺炎球菌が、何かのきっかけで血液の中に入り込み、突然高熱が出る病気。細菌性骨膜炎という恐ろしい病気を引き起こすこともある。

レセプター(れせぷたー)

細菌などを察知するレーダー的なもの。

樹状細胞(じゅじょうさいぼう)

体内に侵入してきた細菌や、ウイルス感染細胞などの断片を抗原として提示し、他の免疫系の細胞に伝える役割を持つ。その名の通り周囲に突起を伸ばしている。

血小板(けっしょうばん)

血管が損傷した時に集合して、その傷口をふさぐ。血液成分の一種。一般的な細胞に比べて小さい。

血餅(けっぺい)

血液が固まってできる餅状の塊。止血や損傷部の回復に役立つ。

ヘルパーT細胞(へるぱーてぃーさいぼう)

外的侵入の知らせを受け、敵の情報をもとに、的確に攻撃できるように戦略を決める司令官。

リンパ管(りんぱかん)

キラーT細胞の搭乗口。

キラーT細胞(細胞傷害性T細胞):きらーてぃーさいぼう(さいぼうしょうがいせいてぃーさいぼう)

ヘルパーT細胞の命令で出勤する。移植細胞・ウイルス感染細胞・がん細胞などの異物を認識して破壊する殺し屋。

リンパ球(りんぱきゅう)

白血球の一種。血液中にある白血球の20〜40%を占めている。免疫を担当する血液細胞。キラーT細胞もリンパ球の一種。

溶血(ようけつ)

赤血球が破壊される現象。

肺(はい)

空気中から得た酸素を体内に取り込んだり、二酸化炭素を空気中に排出する役割を持つ器官。呼吸するところ。

毛細血管(もうさいけっかん)

動脈と静脈をつなぐ細〜い血管。

肺胞(はいほう)

空気と毛細血管の間でガス交換を行う場所。両肺合わせて約3億個ある。

遊走(ゆうそう)

組織内を自由に移動すること。(血管の壁をすり抜ける)

くしゃみ

鼻の奥に付着した埃やウイルスなどの異物を体外に排出しようとして起こる反射的な反応。その他にもアレルギー反応や、こよりで鼻腔をくすぐったり、コショウを吸い込んだり、太陽を見たりといった刺激を受けると発生する。

白血球の数(はっけっきゅうのかず)

1μL(マイクロリットル)あたり約3500〜9500個。

赤血球の数(せっけっきゅうのかず)

1μLあたり成人男性で約430万〜570万個。成人女性で約390万〜520万個

メモ

人間の細胞の数はどれくらい?

人間の体には、約37兆2000億個の細胞がある。

第2話「すり傷」に登場する用語辞典

血小板(けっしょうばん)

血液に含まれる細胞成分の一種。血管が損傷した時に集合して、その傷口をふさぎ止血する。

白血球(はっけきゅう):好中球(こうちゅうきゅう)

外部から体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物の排除が主な仕事。

白血球はL-セレクチンという接着分子を持っているので、血管内皮細胞にくっつことができる。

すり傷(擦過傷):すりきず(さっかしょう)

すりむいてできた傷。表皮のレベルまでしか達していないものを指す。

黄色ブドウ球菌(おうしょくぶどうきゅうきん)

皮膚や毛穴などに常在する細菌。毒性が高く、創傷部(傷口)などから体内に侵入した場合、表皮の感染症や食中毒、肺炎、骨膜炎、敗血症などを引き起こすことがある。

血管収縮(けっかんしゅうしゅく)

傷ついた血管は、収縮することで血液の流出速度を下げようとする。

化膿レンサ球菌(かのうれんさきゅうきん)

咽頭、消化器、皮膚などに生息する、ごくありふれた常在菌の一種だが、多様な疾患の原因となることがある。

緑膿菌(りょくのうきん)

自然環境中に存在する代表的な常在菌の一種

緑膿菌感染症の原因となる。

静脈弁(じょうみゃくべん)

血液の逆流を防ぐ。静脈を流れる血液を心臓行きの一方通行にしている。

L-セレクチン(えるせれくちん)

八卦級と血管内皮細胞との接着に関与する糖タンパク質の一種。

GP1b(じーぴーわんびー)

血管壁が損傷した際、フォン・ヴィレブランド因子を介して血小板がつながれ、血管内皮細胞下組織に粘着する。

凝固因子(ぎょうこいんし)

血液を凝固させるのに必要な因子。

フィブリン(ふぃぶりん)

血液の凝固に関わるタンパク質。###

血栓(けっせん)

フォン・ヴィレブランド因子という接着剤の役割を持つタンパク質により、活性化した血小板どうしが凝集して、傷口をふさぐ。その後、血液中の凝固因子と呼ばれるタンパク質が働き、最終的にはフィブリンの網の膜が血小板血栓の全体を覆い固める。

メモ

白血球が細菌と戦う順番は?

  1. 先方:好中球
  2. 中堅;マクロファージ、単球
  3. 大将:リンパ球

二次血栓とかさぶた

血管に穴が空いた時は、外壁となる細胞の修理が終わるまでは、血球の体が穴を塞ぐことになっている。これを二次血栓と呼ぶ。血栓が乾燥すると、瘡蓋(かさぶた)になる。

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最後までお読みいただきありがとうございました。「インフルエンザ、食中毒に関する知識が身につく『はたらく細胞』用語辞典(3話&4話)」に続きます。